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習字教室開設研修会 3回目

今日は教室開設研修会へ行ってきました。
3回目となると教室運営のお話は少しで、
実習中心となりました。

先生になりたい方がブログを見ておられるので、
その話の中でアドバイスするとしたら
習得しておいた方がいい教材の順番かと。

おそらく、
みなさん漢字をされてるはずなので
その後の複数教材の習得順。

漢字→ペン→臨書 or かな

だそうです。

小中学生を教えるときに硬筆が必要なのでペン部をしておくといいとのこと。
高校生を教えるときには臨書が必要とのこと。

学校では小3になれば書写の授業が始まります。
書写と日本習字の字形の違いは、
研修会に参加すれば教えていただけます。
一部ですが鋒先の使い方が違います。

高校生になってから書写の授業を選択した場合には、
臨書の知識と技術が必要になるとのこと。

私も早めに臨書を始めておくように言われていますが、
今のところ高校生を教える予定はないのでペン部を優先させています。
早く段位取りたいー!
とはいえ、今年始めたばかりなので来年の目標です。

教室しながら複数するのはパワーいります。
私は今は漢字、かな、ペン、の3つ。

漢字だけでも楷書、行書、草書、隷書、篆書、六朝体、中字、臨書と分かれているのでいっぱいいっぱいです。

六段位以上を取りたい方は、
楷書、行書、草書はもちろんですが、
隷書、篆書、六朝体はやった方がいいと聞きました。

かな文字も、崩し方も散らし方も様々です。
まずは万葉仮名が読めるようにならないといけませんし。
私は今年になってやっと解説みなくても読めるようになってきました。
…遅いかしら。

ペンも楷書、行書、草書、漢詩、手紙文など様々あります。
縦書きだけでなく横書きもあります。

小中学生の硬筆でも横書きがあります。
これは教室始めて一番ビックリしたことです。

横書き!?Σ(*゚Д゚ノ)ノ
てなりました(笑)

私が小中学生のときは
縦書き六行しかなかったと思うのですが、
今では三行とかあります。

硬筆用紙を何種類も揃えておかないといけなくなってます。
ペンでも9行があります。
1月から3月は課題が9行になるとか…

書いてたらキリがないですね。
いろいろ勉強することはあります。

さてさて、やっと今日の実習のことです。
3回目はずっと画仙紙の長い半紙です。

3課題を3時間でします。
先生からアドバイスいただきながらなので
1課題につき3枚書けたらいい方です。

習字教室開設研修会 3回目_d0290645_21382185.jpg

まずはひらがな。
幼児、低学年用の課題です。
「あさがお」
太い文字で大きく元気いっぱいに。

次に高学年用の課題。
「平和新春」
余白と文字の白黒のバランスを見つつ
大きく元気いっぱいに。

最後に中学生用の課題。
「理想の実現」
行書なので余白を若干多く、
素早く書くこと。
理が若干右寄りになってしまいましたが、時間切れでした。

テキストの見本文字を忠実に書くよりも
大きく、元気よく、太く、
白黒のバランスを考えて書くことの方が
大切だそうです。

昨日、生徒が書いたものを見せたら
線が細いのでもっと太く、大きく
右上がりをもっと強くしてみましょう、と言われました。

次回、アドバイスし直してみます。

この後は添削課題で添削練習。
かなり手慣れてきました。

こんな感じで今回の研修会は終了。
作品は指導の参考になるので教室に貼っておこうと思います。

この後、
せっかく先生がいらっしゃるので
私の課題をみていただきました。
写真で、でしたが、さすが先生、
的確なアドバイスとご指摘。
目から鱗でした。


かな文字は、
鋒先が常に中央を通らないといけないそうでして。
今まで知らなかった…。
お恥ずかしい限り。
私のはたまに左を通っているときがある、と。

漢字は行書のスピードが足らない、と。
もっと筆勢をつけて書くようにします。

条幅は、いっぱい直すことがあるので
書ききれませんー!!!
字形だけはいいそうなので、いろいろ試行錯誤してみます。

そんなこんなで、
研修会後に1時間半くらい教わってしまいました。
お忙しいのに、お引き止めしてしまいましたが、
ものすごく勉強になりました。

研修会も残り一回。
次回までに条幅とかなの懐紙を書いて持っていこうと思います。

ろすい
by rosuism | 2013-11-28 17:09 | 日本習字
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